シンポジウム

第22回プラズモニック化学シンポジウム


【日 時】
2022年6月17日(金)13:00~17:30 (予定)

【開催方法】
現地およびオンラインのハイブリッド開催

【現地会場】
大阪大学 医学・工学研究科東京ブランチ 913会議室
 〒103-0023 東京都中央区日本橋本町二丁目3番11号
 日本橋ライフサイエンスビルディング9階
 

【テーマ】
光と物質の新しい相互作用のかたち

【概要】

物理学における偉大な発見は、しばしば化学の発展を誘導してきました。例えば、SternとGerlachは、磁場勾配中に銀原子ビームを導入する実験から電子スピンにより磁気モーメントが発生することを発見しました。その後、Rabiは同様の手法を核スピンに応用し、RF照射による核磁気共鳴を用いて銀原子ビームの超微細構造分裂を観測し、核子によって磁気モーメントが発生することを検証しました。さらに、BlochとPurcellは、ほぼ同時期にしかも独立に超微細分裂をRabiの行った銀原子ビームの飛跡としてではなく、アンテナが受信する電磁信号として観測する手法を開拓し、核磁気モーメントの絶対値を測定しました。これらの物理学における偉業は、物質の化学構造や物性研究には欠かすことのできない核磁気共鳴(NMR)分析法の開発に繋がり、今日の有機化学や生化学などの発展に大きく貢献しました。

今回の講演会においては、3名の物理学系の講師の先生方に「光と物質の新しい相互作用のかたち」に関して、先生方の進めておられるご研究を中心に化学屋にも理解できるよう平易に解説していただきます。ご紹介いただく光科学の新しい概念が、近い分野の研究者のみならず、分野としては少し離れた化学者の研究の飛躍に繋がることを大いに期待しております。


【プログラム】
13:00-13:10 イントロダクトリートーク  三澤 弘明
13:10-14:10 【研究紹介】森竹 勇斗 氏(東京工業大学)
「トポロジカルプラズモニクス~金属ナノ構造を用いたトポロジカルフォトニクス~」
14:10-15:10 【研究紹介】馬場 基彰 氏(京都大学)
「光と物質の超強結合と超放射相転移」
15:10-15:30 休 憩
15:30-17:00 【チュートリアル】石原 一 氏(大阪大学)
「場と素励起の空間構造から見る光と物質の相互作用」
17:00-17:20 総合討論
17:20-17:30 クロージングトーク

【申し込み方法】
6月15日までに参加登録フォームよりご登録ください。 登録フォーム

【お問い合わせ・連絡先】
第22回プラズモニック化学シンポジウム事務局
22ndsympo plasmonic-chem.net

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