シンポジウム

第27回プラズモニック化学シンポジウム


【日 時】
2024年11月8日(金)13:00~17:15(予定)

【開催方法】
現地およびオンラインのハイブリッド開催

【現地会場】
関西学院大学大阪梅田キャンパス 1005教室
 〒530-0013 大阪市北区茶屋町19-19 アプローズタワー10階

【テーマ】
プラズモニックナノ構造による蛍光制御

【概要】

プラズモンによる局在電場の増強効果は光と物質の相互作用を強化し、蛍光やラマン散乱などさまざまな光学効果の増強に応用されてきました。特に、ナノスケールにおけるプラズモニックナノ構造の利用は、光と物質の相互作用を高めるだけでなく、蛍光や発光の量子収率の精密な制御を実現し、新たな光学デバイスやセンサーの開発に寄与しています。蛍光制御は、特に電気発光デバイスや蛍光法を用いたバイオセンサーにおいて、性能の向上に直結する重要な技術です。効率的な蛍光発光の制御により、デバイスの感度やエネルギー効率が向上し、次世代の高度な医療診断ツールや光デバイスの実現が期待されます。

本シンポジウムでは、プラズモニックナノ構造による蛍光制御をテーマに、特別講演としてプラズモンと異種素励起の複合可干渉効果について詳述し、さらに蛍光発光特性の制御や光と物質の強い相互作用を基にした光学特性制御の応用について、3人の研究者がそれぞれの研究成果を紹介します。これらの講演を通じて、プラズモニクスを基盤としたナノフォトニクス技術が、光化学や材料科学、さらには医療やバイオセンサー分野において、いかに新たな展望を開くかについて議論を深める場となることを期待しています。


【プログラム】
13:00-13:10 イントロダクトリー 三澤弘明
13:10-14:10 【特別講演】石原 一 氏(大阪大学)
「プラズモンと異種素励起の複合可干渉効果によるエネルギー凝集現象」
14:10-14:50 【研究紹介】田和 圭子 氏(関西学院大学)
「Bull's eye型プラズモニックチップに固定化した分子の蛍光発光特性」
14:50-15:15 休 憩
15:15-15:55 【研究紹介】岡本 晃一 氏(大阪公立大学)
「プラズモニクス、メタマテリアルを用いた光と物質の強い相互作用に基づく光学特性制御とデバイス応用」
15:55-16:35 【研究紹介】村井 俊介 氏(京都大学)
「表面格子共鳴の基礎と蛍光制御への応用」
16:35-17:05 総合討論
17:05-17:15 クロージングトーク
17:45- 意見交換会

【申し込み方法】
参加登録フォームよりご登録ください。(フォーム準備中)  登録フォーム

【意見交換会(現地開催のみ)】
17:45 ~ 参加費 (有料 5000円予定)

【お問い合わせ・連絡先】
第27回プラズモニック化学シンポジウム事務局
27thsympo plasmonic-chem.net

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